VC文字起こしの設定
ボイスチャンネルの発言を文字起こし・翻訳する機能の、サーバー管理者向け設定です。 使い方そのものは → ボイスチャンネル翻訳
IMPORTANT
月額サブスクリプション契約中のサーバー限定の機能です。買い切りパスでは有効になりません。
前提条件
利用するには、次のすべてが揃っている必要があります。
| 条件 | 確認方法 |
|---|---|
| 運営側で機能が有効化されている | 無効な場合 /voice は「現在無効です」と応答します |
| サーバーが月額サブスク契約中 | ダッシュボードの「LocalLLMプラン」 |
| チャンネルの翻訳言語が設定済み | 未設定だと翻訳先がなく、投稿されません |
| Botにボイスチャンネルへの接続権限 | 「接続」権限が必要です |
| VC読み上げを使う場合、運営環境でhard gateが有効 | Developer画面で確認できます |
Botに必要な権限
VC機能を使う場合、通常の権限に加えて以下が必要です。
- 接続(Connect) — ボイスチャンネルへの参加
- 発言(Speak) — 読み上げを使う場合のみ
NOTE
Botは文字起こしのため音声を受信します。翻訳音声を送信できるのは、運営環境のhard gateとDeveloper設定が両方有効な場合だけです。
開始と停止
サーバー管理者側で常時オンにしておく設定はありません。使うときに /voice action:start で開始する運用です。
- 開始には自動翻訳の操作権限(
/permissionsのauto)が必要です - 誰でも開始できるようにしたい場合は、
autoの権限範囲を広げてください - VCから全員が退出すると自動停止します
運営が設定する項目
以下はBot運営者(Developer)が全サーバー共通で設定します。サーバーごとの変更はできません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VC文字起こしの有効化 | 機能全体のON/OFF |
| 月間の文字起こし枠 | 標準値。プラン倍率が乗ります |
| 同時セッション数の上限 | 同じGPUでテキスト翻訳も動くための保護 |
| 音声の言語 | 文字起こし時の言語ヒント |
| 読み上げの有効化と言語 | 保存された運営意図。実際の送信にはdeployment hard gateも必要 |
音声の言語について
自動判定に任せることもできますが、推奨しません。検証では英語の音声を日本語と誤認する事例が確認されています。
主に使われる言語が決まっているなら、明示的に指定してください。文字起こしの精度が大きく変わります。
同時セッション数
文字起こしは翻訳と同じGPUを使います。同時セッションが増えるとテキスト翻訳の応答も遅くなるため、上限を超える /voice action:start は拒否されます。
利用枠の管理
文字起こしは音声の秒数で計上されます。文字数ではありません。
| 区分 | 1ヶ月あたり |
|---|---|
| 標準 | 運営設定値(既定 10時間) |
| x2 プラン | 標準の2倍 |
| x4 プラン | 標準の4倍 |
- 毎月1日にリセットされます(自動)
- 残量はダッシュボードのサーバー概要に表示されます
- 使い切ると文字起こしのみ停止し、テキスト翻訳は通常どおり継続します
消費されないケース
以下は枠を消費しません。
- 0.4秒未満の短い音
- 文字起こし結果が空だった発話(咳・物音など)
- 文字起こしに失敗した場合
読み上げ(TTS)
次の両方が有効な場合だけ、翻訳結果を合成音声でVCに流します。
- 実行環境の
VOICE_LIVE_READBACK_ENABLED=true - Developer画面の「翻訳をVCで読み上げる」がON
環境gateを変更した場合はinternal-apiと全Shardを再起動します。既存セッションには次回開始時から反映されます。
設計上の制約
VCの音声はその場の全員が同じものを聞くため、次の制約があります。
- 読み上げは1言語のみ(リスナーごとに別音声は不可)
- 話した言語と同じ言語は読み上げません(その場の全員が既に聞いているため)
つまり「読み上げ言語=日本語」に設定した場合、日本語での発言には何も流れません。英語など他言語の発言が日本語で読み上げられます。
ユーザーごとの音声
読み上げが有効なとき、参加者は自分の発言を読み上げる声を選べます。
/voice action:voice voice:<キャラクター名>- 本人の設定であり、管理権限は不要です
- 選択肢は運営が用意した範囲に限られます
- 未設定なら既定の音声が使われます
クレジット表記
WARNING
読み上げを実際に使用すると、MTSは結果投稿先へ公開クレジットを自動投稿します。最初の合成音声をDiscordへ送る前に作成し、新しいVOICEVOXキャラクター等が使われるたび同じ投稿を更新し、セッション終了時に確定します。
Botに「チャンネルを見る」「メッセージを送信」権限がなくクレジットを公開できない場合、規約上安全な側へ倒し、合成音声だけを再生しません。文字起こし・テキスト翻訳は継続します。/voice action:status は補助表示であり、クレジット義務を一時的な応答だけに依存させていません。
VOICEVOXのキャラクター固有規約は共通規約より優先します。運営者が新しい話者IDを VOICEVOX_SPEAKERS へ追加する前に、TTSサーバーが取得した個別ポリシーを確認してください。詳細は 第三者ソフトウェア・音声ライブラリ を参照してください。
プライバシー
サーバーメンバーへの説明が必要な場合、以下をそのままご利用ください。
- 音声は保存されません。 文字起こし後すぐに破棄されます
- 文字起こし・読み上げはBot運用者のマシン上で処理され、外部の音声認識サービスへは送信されません
- 翻訳自体は通常のメッセージと同じ扱いです(DeepL利用時はDeepLへテキストが送信されます)
- 文字起こしの結果はテキストチャンネルに残ります。誰が何を話したかがログとして可視化される点は、参加者に周知することを推奨します
→ 詳細:データの取り扱い
トラブルシューティング
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| 「サブスクリプション限定」と表示される | 月額サブスク契約が有効か。買い切りパスでは使えません |
| 「現在無効です」と表示される | 運営側で機能が有効化されていません |
| Botが参加しない | Botに「接続」権限があるか |
| 投稿されない | チャンネルの翻訳言語が設定されているか |
| 誤変換が多い | 「音声の言語」を明示指定してください |
| 読み上げが流れない | 読み上げが有効か/話した言語と読み上げ言語が同じでないか |
| 途中で止まった | 月間枠を使い切った可能性があります。ダッシュボードで残量を確認してください |
