第三者ソフトウェア・音声ライブラリ
MTSのVC文字起こし・読み上げ機能は、第三者が提供するソフトウェア、音声モデル、音声ライブラリを利用します。このページは、MTSで現在採用している構成とクレジット表示方法を説明するものです。各権利者が公開する最新の規約・ライセンスが本ページより優先します。
VCセッション中の自動クレジット
読み上げを実際に使用した場合、MTSは結果投稿先のテキストチャンネルに公開メッセージを作成します。
- 最初の合成音声をDiscordへ送信する前にクレジットを投稿します。
- 別のVOICEVOXキャラクターなど、新しい音声が使われたときは同じ投稿を更新します。
- VCセッション終了時に、実際に使われた音声の一覧を同じ投稿上で確定します。
- Botにメッセージ送信権限がなく、必要なクレジットを公開できない場合は、文字起こし・テキスト翻訳を継続し、合成音声だけを再生しません。
/voice action:status は補助的な確認手段です。クレジット義務を、コマンド実行者だけが見られる一時的な応答に依存させていません。
VOICEVOX
表示
VOICEVOXを使用した音声には、原則として次の形式を表示します。
VOICEVOX:キャラクター名VOICEVOX共通規約は、VOICEVOXを使用したことが分かるクレジットを要求し、生成音声には各音声ライブラリの規約も適用されると定めています。公式Q&Aでは、音声だけを利用する場合は音声の最初または最後へのクレジット挿入、機械で流す場合はその方法または機械・周辺での表示が案内されています。ただし、キャラクター固有規約に別の案内がある場合は、そちらを優先します。
MTSのTTSサーバーは、起動時にVOICEVOX Engineのキャラクター情報APIから、許可した全話者の個別ポリシーを取得します。話者名、話者UUID、規約本文のSHA-256、関連URLを監査用メタデータとして保持します。ポリシーを取得できない話者は読み上げに利用できません。
IMPORTANT
APIから規約を取得できることは、規約内容を自動的に法的判断できることを意味しません。運営者は、VOICEVOX_SPEAKERS に追加する前に、取得したキャラクター固有規約を読み、商用利用、用途制限、追加表示、禁止事項を確認します。規約が変更された場合も再確認します。
VOICEVOX Engineのソースコードは、公式リポジトリ上でLGPL v3と別ライセンスのデュアルライセンスと案内されています。MTSは公式配布物を別プロセスとして起動し、VOICEVOXそのものをMTSの配布物へ組み込みません。
Piper
英語等の読み上げには、ローカルTTSエンジンPiperを使用できます。現在MTSが対象としているpiper-tts系統はGPL-3.0-or-laterで公開されています。MTSではPiperを独立したローカルHTTPプロセスとして動かし、Bot本体へコードをコピーしません。
使用を許可している音声モデル
| モデル | 用途 | 確認した事項 |
|---|---|---|
en_US-ljspeech-high | 米国英語 | モデルカードが学習元LJ Speech DatasetをPublic Domainと明記 |
Piperではエンジンのライセンスと、各音声モデル・学習データの条件を別々に確認する必要があります。そのためMTSのTTSサーバーは審査済みモデルだけを許可し、未登録モデル名を指定すると起動を拒否します。新しい言語・話者を追加する場合は、モデルカード、データセット規約、商用利用可否、表示義務を確認してからコード上の許可リストへ追加します。
GPL対象プログラムを第三者へバイナリ配布・同梱する場合は、対応するソース、ライセンス本文、改変表示など、採用形態に応じたGPL対応が別途必要です。MTSが運営者のサーバー上でPiperをサービスとして実行する構成と、Piperを含むインストーラーを配布する構成は同じではありません。配布形態を変更する前に再確認します。
TranslateGemma・Gemma
LocalLLM翻訳には、GoogleのTranslateGemma(Gemma系モデル)を利用する場合があります。TranslateGemmaはMITやApache Licenseではなく、GoogleのGemma Terms of UseとGemma Prohibited Use Policyに従います。
Gemma Termsは、モデル機能をAPIやオンラインサービスとして第三者へ提供する場合もHosted Serviceとして扱い、利用制限をサービスの契約条件へ組み込み、後続利用者へ通知することを求めています。MTSではこの制限を利用規約第10条へ明記しています。Gemmaの出力そのものについてGoogleは権利を主張しないと規約に記載していますが、利用者とMTS運営者は出力と用途について責任を負います。
モデル重みや派生モデルをMTSと一緒に配布する場合は、Hosted Service運用とは別の配布条件が適用されます。規約本文の提供、利用制限の承継、変更表示、所定のNotice等を確認します。MTSは現在、Ollama等へモデル名を指定してローカル推論し、モデル重みをDiscord利用者へ配布しません。
NVIDIA CUDA・cuDNN
WhisperのGPU推論では、NVIDIA CUDA/cuDNNランタイムを使用する場合があります。これらにはNVIDIA独自のSoftware License Agreementが適用されます。
運営者のサーバーへ正規にインストールして実行する構成と、DLL・Python wheel・CUDA Toolkitを第三者へ再配布する構成は同じではありません。MTSの配布物やコンテナへNVIDIAバイナリを含める場合は、当該バージョンの再配布可能コンポーネント、表示、用途、配布条件を改めて確認します。
Webダッシュボードの画像処理
Next.jsの画像処理依存にはSharp/libvipsが含まれ、プラットフォーム別libvipsバイナリはLGPL-3.0-or-laterで配布されています。通常のホスト運用ではDiscord利用者へバイナリを配布しません。Dashboardのnode_modules、standalone build、コンテナ、インストーラーを第三者へ渡す場合は、同梱ライセンス、改変の有無、再リンク可能性その他LGPLの要件を確認します。
Whisper・faster-whisper・CTranslate2
VC文字起こしでは、ローカル環境で次のソフトウェアを使用します。
| コンポーネント | ライセンス | MTSでの用途 |
|---|---|---|
| OpenAI Whisperのコード・モデル重み | MIT | 音声認識モデル |
| faster-whisper | MIT | Whisper推論実装 |
| CTranslate2 | MIT | 推論ランタイム |
MITライセンス対象物を再配布する場合は、著作権表示と許諾表示を同梱します。モデルや依存ライブラリを含む配布物を将来作成するときは、ビルド時に第三者通知とライセンス本文を収集する工程を追加します。
運営時の確認事項
- VOICEVOXの話者を追加する前にキャラクター固有規約を確認する
- TTSサーバー起動ログに、許可した話者ごとのポリシーSHA-256が出ていることを確認する
- 公開クレジット投稿に必要な「チャンネルを見る」「メッセージを送信」権限をBotへ付与する
- Piperモデルはモデルカード確認後にのみ許可リストへ追加する
- VOICEVOX、Piper、モデル、Whisper等をMTSと一緒に第三者へ配布する場合は、運用利用とは別に再配布条件を確認する
- 規約または使用構成を変更した場合は、このページと
THIRD_PARTY_NOTICES.mdを更新する
免責と更新
このページはMTSの実装・運用方針を説明するもので、第三者規約の全文転載や法律上の保証ではありません。疑義がある場合は各権利者の最新文書を確認し、必要に応じて権利者または専門家へ照会します。
最終確認日: 2026年8月21日
