データの取り扱い
MTS Translation Bot がどのようなデータを扱うかを、できるだけ正確に説明します。
正式な文書は、次のMTS専用ページをご確認ください。本ページは MTS の技術的なデータフローを補足するものであり、正式文書と内容が異なる場合は正式文書が優先されます。
保存するもの
翻訳と運用に必要な範囲で、主に以下を保存します。
| データ | 用途 |
|---|---|
| サーバー設定 | 言語スロット、エンジン、各種 ON/OFF、除外設定、権限 など |
| ユーザー設定 | 編集追従の有効/無効 など、個人ごとの設定 |
| 利用回数の集計 | 日次/週次の翻訳回数・利用量(上限管理・統計のため) |
| 課金・権利情報 | 購入記録、DeepL残高、LocalLLMプランの状態(サーバー単位) |
| メッセージ対応関係 | 「元メッセージ ↔ 翻訳投稿」の ID 対応(編集・削除の追従に必要) |
| ギフトコード | 発行・利用状況 |
| VC利用の秒数 | 文字起こしの利用量(枠管理のため。内容は含みません) |
| 読み上げ音声の選択 | 「この人はこの声で読み上げる」という個人設定(音声IDのみ) |
原則として保存しないもの
- メッセージの本文は、翻訳処理のために一時的に扱いますが、恒久的なデータベース保存は行いません。
- 編集追従のために、ごく短時間だけメモリ上に直近メッセージを保持することがありますが、一定時間で破棄されます。
- 保存される「メッセージ対応関係」は**ID(識別子)**であり、本文そのものではありません。
- 本番環境の通常の文字起こし処理では、ボイスチャンネルの音声を永続保存しません。
- 文字起こしのためにメモリ上でのみ扱い、処理後すぐ破棄されます。ファイルにもデータベースにも残りません。
- 通常機能として録音を提供しておらず、過去の音声を遡って取り出すことはできません。
- 記録されるのは利用した秒数のみで、内容は含まれません。
WARNING
開発者が診断用の音声キャプチャスクリプトを明示的に実行した場合は、通常の本番処理とは異なり WAV ファイルが生成されます。起動には ALLOW_VOICE_CAPTURE=1 と、実行ごとの --consent-confirmed の両方が必要です。新規ファイルはDiscordユーザーIDを含まない仮名ファイル名で data/vc-captures へ保存されます。このスクリプトは開発環境・同意済みテストに限定し、生成物を本番配布物へ含めてはいけません。
IMPORTANT
ただし、文字起こしの結果はテキストチャンネルに投稿されます。音声そのものは残りませんが、「誰が何を話したか」はテキストとしてチャンネルに残ります。 VC文字起こしを使うサーバーでは、この点を参加者に周知することを推奨します。
外部サービスへの送信
翻訳エンジンの選択により、テキストの処理先が変わります。
| エンジン | 処理先 | 補足 |
|---|---|---|
| LocalLLM | Bot 運用者のマシン上で処理 | 外部の翻訳事業者へは送信されません |
| DeepL | DeepL のAPI | 高品質翻訳のため本文がDeepLへ送信されます |
| Azure / Google Cloud | 各クラウドのAPI | Developer が明示的に有効化した場合だけ本文が送信されます |
| VC文字起こし(Whisper) | Bot 運用者のマシン上で処理 | 音声は外部の音声認識サービスへ送信されません |
| VC読み上げ(VOICEVOX / Piper) | Bot 運用者のマシン上で処理 | 読み上げテキストは外部へ送信されません |
| 言語判定 | Bot 運用者のマシン上で処理 | 外部送信なし(ローカルのライブラリで判定) |
NOTE
VCの音声認識と読み上げは、すべて運用者のマシン上で完結します。音声が外部の事業者へ渡ることはありません。 ただし文字起こししたテキストの翻訳は通常のメッセージと同じ扱いなので、DeepL などクラウドエンジンを使う設定であれば、そのテキストは各事業者へ送信されます。
クラウドエンジンを利用する場合、翻訳対象テキストは各事業者の規約に従って処理されます。既定のクラウドフォールバックは DeepL のみで、Azure / GCP は Developer が明示的に有効化した場合だけ使用します。機密情報の翻訳には十分ご注意ください。
ダッシュボードのログイン情報
- ダッシュボードは Discord OAuth でログインします。
- 取得するのは本人確認(identify)と**所属サーバー一覧(guilds)**の情報で、これは「あなたが管理権限を持つサーバーだけを表示する」ために使います。
- アクセストークンはサーバー側でのみ扱われ、必要に応じて自動更新されます。
決済情報
- 決済は Stripe が処理します。クレジットカード番号などの決済情報を当 Bot が保持することはありません。
- 当 Bot 側で扱うのは、購入金額・状態・対象サーバーなどの購入記録です。
セキュリティ
- ダッシュボードと Bot 内部の連携は認証付きの内部APIを通して行います。推奨構成では localhost または信頼されたプライベートネットワークに限定し、インターネットへ直接公開しません。
- 設定変更系の操作には**同一オリジン検証(CSRF対策)**が施されています。
- 管理者専用の設定は、サーバー側で権限を検証した上でのみ反映されます。
メッセージの削除との連動
元メッセージを削除すると、保持していた「対応関係」に基づき、翻訳投稿も削除し、対応関係の記録も解除されます。
ご不明な点や削除のご依頼は、正式なプライバシーポリシーに記載された窓口、またはサポートサーバーへお問い合わせください。
